業務用のエアコンは短時間で広い部屋を涼しくするための設備です。高出力でサイズも大きく、電力消費量も多いことから素人作業では扱いが容易ではないのも事実です。特に取付作業は配線や配管の専門知識が必須なことから、安全に作業を進めるには専門業者に頼むのが賢明でしょう。古い建物には配線や配管が用意されていないこともあるので、場合によってはこれらの敷設工事も併せて行うことになります。
業務用エアコンは大型のサイズが多く、重量もあるので取付作業を一人で行うのは現実的ではありません。大抵は二人以上の作業員で作業を行うことになりますが、天井から吊り下げるタイプなど特殊な形状のエアコンはさらに多くの人数を要することになります。また、古いエアコンと交換する場合、不要になった機器の処分方法についても考えなければいけません。業務用エアコンは家電製品ではないため、家電リサイクル法の対象にはならず、産業廃棄物として扱われます。
処分の方法は家電製品とは異なるため、法律に抵触しない適切な方法で行うことが重要になります。取付作業を行う業者の多くは撤去や処分の代行も受け付けていますが、稀に不法投棄など違法な行為に手を染めている悪質な業者もいるので注意が必要です。信頼できる取付業者を選ぶにはネットの口コミを比較するなど、自分で情報を集めて判断することが大切です。単に業者の知名度や料金の安さだけで即決せず、何度も打ち合わせを行ったうえで信頼できるかどうかを見極めることがトラブルを避ける必須条件と言っても過言ではありません。